共用SSLとは/専用SSLとは
レンタルサーバーでSSLを利用するときは通常、共用SSLと専用SSLの2種類から選ぶことができます。SSLを利用するためには、ウェブサーバーの安全性を証明する証明書を第三者機関(認証機関)から発行してもらう必要があります。共用SSLは、レンタルサーバー業者に発行された証明書をレンタルサーバー業者が指定するドメインで他の利用者と共有して利用する方法です。それに対し、専用SSLは、自分専用として発行された証明書を、独自ドメインで自分だけで利用する方法です。
安くて手軽な共用SSLだけど、サイトの信頼性は少し弱い
共用SSLのメリットは、レンタルサーバー業者に発行された証明書を、他の利用者と共有して利用するので、専用SSLに比べ低コストで利用できることです。しかし、独自ドメインでは共用SSLを利用できないので、独自ドメインを取得していても重要情報を送るときだけ、レンタルサーバー業者が指定するURLに変わってしまいます。たとえば、http://abc.co.jpというURLで、共用SSLを利用してネットショップを運営している場合、クレジットカード番号の入力画面など重要情報の送受信が発生する段階から、https://cs***.tsukada.jp/~*****/というURLに変わります。そのため、独自のURLを持っているという点から考えると、サイトの信頼性は少し弱くなります。
独自ドメインで利用できて信頼性が高い専用SSL
専用SSLは、独自ドメインで自分専用の証明書を利用できます。そのため、共用SSLとは違い、重要情報を送るときもドメインが変わることはありませんので、サイトの信頼性は高くなります。ただし、オプションとして追加費用がかかるほか、自分で証明書を取得する必要があります。